ひよこ、すずりにむかいて

呼吸は残らないけど文字は残る

書け、書け、書け

昔から、なにか残る遊びが好きだった。

編み物とか、塗り絵とか、写真を撮るのとか。

 

小学生高学年くらいから、テレビゲームが怖くなった。

時間がただ過ぎていくのが、ソフトをなくすのが、怖かった。

 

文章を書くのは素敵だ。

一秒単位で人生が残る。

 

私は物凄く忘れっぽくて、

自分のことをよく忘れてしまう。

(自分の顔をよく覚えていなくて、鏡を見るたびに新鮮な気持ちになる)

 

今、手帳のおりないADHDやらで

就職するのが難しくて、

結構悩んでいる。

 

同居している彼氏に、

高校生のときの部誌を読まれたのだけど、

「これ面白いよ」

と言って貰えた。

 

自分の書いた文章を肯定してもらうのは、

人生で5回目くらいだった。

 

書きたい。

 

書く道しか残っていない気がする。

 

書け、書け、書け。