ひよこ、すずりにむかいて

呼吸は残らないけど文字は残る

確かに出会った、という確信

手もつないでいないのに、目も合っていないのに

確かに「繋がった!」という

固体のような瞬間がたまに、ある

 

半年に一回……くらい

 

私は自分に物凄く自信がなくて、

友達から食事を誘われたにもかかわらず

「本当はボランティアで遊んでくれてるんじゃ……」とか

考えてしまう、気が弱いんだか傲慢なんだかよくわからない気質だ

 

いつだったかなにをしているときだったか、

彼氏と一緒にいるとき、

思考がかっちりと重なった瞬間があった……と思う

 

言い換えればおそらく恋心とか愛情とかなんだけど、

それをもっと煮詰めたような、

プラスでもマイナスでもない、

電流のかたまり……を感じたことが、ある

 

出会えた!と、思った

 

ナナとカオル(漫画)でそういったシーンがたびたび出てきて、

おそらく他の人も感じている感覚なんだと思う)

 

あの瞬間をまた、心待ちにしている