ひよこ、すずりにむかいて

呼吸は残らないけど文字は残る

昨日、退学した大学の先生と食事に行った②(忘れないために)

(前回の続き)

 

ちなみに、先生から返ってきたメールは、

「文章の上手な生徒さんだったと記憶しています。

(近況の)入院のこと、大変でしたね。ADHDとのことですが、

きっと文章の世界に居場所があるはずです。なんとしても見つけてください。

それは大人になっても難しい事ですが…。

 

そのテキストを使った番組は見ていませんが、題材になった事は知っていました。

200年語り継がれるという事は、やはり面白いからだと思います。

 

では当日、楽しみにしています」

と書いてあった。

 

メールで決めた待ち合わせ場所(私の住む、少し大きい駅の改札)に、

17;30の約束をした。

(20分前に着いて、内臓がひっくり返りそうなほど緊張した。)

 

先生がどういう気持ちで食事をしてくれるのか分からなかった。

(考えすぎるよくない癖だが)

 

先生の中で私の扱いは、過去・現在・未来のどれなのか、

学生(それも退学した)に食事を誘われる事はよくあるのか、

どんな話しをするかとか間が持つかとかも含めて、緊張した。

 

あと、事前に「食べたいものはありますか?」と聞かれて

テンパり過ぎて「好き嫌いはありません!」と返信してしまったり、

(奢り前提だと思うと価格帯が分からなかったし、

先生の好き嫌いも知らなかった)

先生から「早速のメール返信ありがとうございます」と来て、

(おそらく良い意味なのは分かっているが)

頭を抱えて「はやすぎたぁぁぁ!しくったぁぁ!!!」と

初デート前の男子中学生のような心境にもなった。

(イメージ的には野球部のボウズ)

 

約束の数分前に着く電車で、先生は改札に現われた。

 

(続く)